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青い欲情~男と女の色模様~
第16章 母と禁断の関係

相手の男どころか
何のことはない、母はシティホテルに駆け込んだだけだった。

ホテルのロビーで尾行していた僕は以外に簡単に母親に見つかってしまった。

「明人!どうしてついてきたのよ!」

「何、言ってんだい僕は仮にも母さんの息子だよ

母さんの事を心配して追っかけてくるさ」

まさか不倫相手の家を突き止めてやろうと思っていたなんて言えずに、僕は咄嗟に母親の身を案じたのだと嘘をついた。

「ありがとう…心配してくれなくても大丈夫よ」

「まさか…あの不倫相手をここに呼び出すつもり?」

「そんなことはしないわよ
少し頭を冷やさないとダメだと思っただけよ」

「本当かなあ…?
じゃあさ、僕が一緒に泊まっても邪魔じゃないよね?」

「なによ、何だかんだと言いながら母さんが恋しいんでしょ?
ほんとに甘ったれなんだから…
いいわよ、今夜は二人でここに泊まろっか」

家族旅行で両親と三人で一緒の部屋で寝たことはあるけど、こうやって母と二人っきりで同じ部屋で寝ることになって、僕はなんだか妙に変な気分になりつつあった。

ホテルの部屋に入るとツインルームでベッドが二つある部屋だった。

「ちぇっ、ダブルベッドじゃなかったのか…」

「あら?一緒に寝たかった?
体格はお父さんを抜こうとしているんだから一緒に寝れないわよ」

あんたはそっちのベッドを使いなさい

そう言いながらお母さんは服を脱ぎ始めた。

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