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青い欲情~男と女の色模様~
第16章 母と禁断の関係

「はい…明人です…」

- 明人か?お前、どこにいるんだ?
母さんを追いかけて出掛けたまま帰ってもこないで -

『母さんが、あの不倫相手のところにいかないか尾行してやったのに、その言いぐさはないじゃないか』

僕はムッとしながら

「ホテルだよ、駅前のシティホテル」

- ホテル?清美もか?清美も一緒なのか? -

一応、母さんの事も心配なんだな…

「うん、一緒だよ
なんとか家に戻ってもらえないか説得してたんだよ」

- あいつの好きにやらせればいいさ
俺よりもあの不倫野郎が好きなら別れてやるぞと伝えてくれ -

通話の声が母さんに漏れ聞こえたのか
「ええ、別れるつもりですわ」と
売り言葉に買い言葉と言うやつで
僕の顔にキスするほどくっつけて、母さんはスマホに向かって啖呵を切った。

まったく…
さっさと謝れば元の鞘に収まるってのに…

「なんとか母さんを説得…」

僕の声を遮るように
スマホのスピーカーから
『春彦ぉ~、お皿、これでいいかしら?』と
沙織の声がした。

えっ、沙織?
沙織が家に来てるの?

「父さん…もしかして…沙織さんが家に居てるの?」

- ん?あ、いや、その…なんだ…
お前も女房も家を飛び出して帰ってこないと言ったら心配して来てくれたんだ -

取り繕う父が焦っているのが手に取るようにわかる。
それを知ってか知らずか、またもやスマホからは
『ねえ~、春彦ぉ、早く食べないとお雑煮が冷めちゃうわよ』なんて甘ったるい声が聞こえた。

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