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青い欲情~男と女の色模様~
第17章 対峙する夫婦
人間は驚いてしまうと
動きが全停止してしまう。
咄嗟の事で春彦の手は沙織の豊満な乳房を揉んだままで腰のイチモツは深々と沙織に突き刺したまま、寝室のドアを開けてそこに仁王立ちする妻の清美を見つめて固まっていた。
「あなた!自分のしている事がわかっているの!!」
般若というものがこの世に存在するならば
きっとその顔は今の母さんの事を言うのだろう。
ベッドで甘いひとときを過ごした時の母とは別人のように怖い顔で、電光石火の速さでベッドに向かい、唖然としている春彦の横っ面にビンタを浴びせた。
ビタッ!!という肉を打つ音で現状を理解した春彦が、これまた電光石火の速さで沙織のおま○こから勃起しているモノを抜いてベッドから飛び降りて母さんの足元に土下座した。
沙織も急に攻めていた男の体を失ったことで
脚をM字に開いて呆然としたが
こちらも今、自分が置かれている立場を理解して
慌てて股を閉じて掛け布団で見事な裸体を覆い隠した。
『父さんと沙織がセックスしていた…』
僕は僕で、沙織と父がおそらくそういう関係なんだろうなと頭で理解はしていたものの
こうやって現場を直撃すると何も言葉が出ないし体も動かなかった。
「この盗っ人女ぎつね!!」
母さんは布団の中に隠れた沙織を炙り出すかのように布団を捲ると体を丸めて小さくなっている沙織を睨み付けた。