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青い欲情~男と女の色模様~
第1章 童貞卒業
- うふふ…やっぱり朝は元気ね -
明人は壁に耳を押し付けて
隣の部屋の会話を盗み聞きし始めた。
- ほら、カチカチだろ -
父も母も
日頃の声とは別人のようだった。
それが男と女のプロローグになると知ったのは
中学に入学して精通という初めて射精を覚えた頃だった。
あれ以来、クラスメイトの女子を女として意識し始めた。
夏ともなれば前の席の女子の背中に透けて見えるブラのベルトを眺めては勃起させた。
もっと刺激が欲しいと机に突っ伏して寝たフリをしてクンクンと匂いを嗅いだ。
衣類の柔軟剤の香り…
髪の毛のトリートメントの香り…
それらに混じって女の子らしい体臭を楽しんだ。
前の席の女子が椅子の背もたれに寄り添って
グッと後ろの席に近づいてくれると
より鮮明に匂いがわかり
うっかりとパンツの中で射精してしまうことも度々あった。
何食わぬ顔をしてトイレに駆け込み
パンツの汚れをトイレットペーパーで拭き取ったが、どうにも乾いてくるとパンツがカピカピになって、それが剥け始めたチ○コの亀頭に擦られて痛くて仕方なかった。
そんなことから明人の性は一気に目覚め始めた。
両親が夫婦の営みをしていると知ったのは
中一の期末テストの時だった。