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青い欲情~男と女の色模様~
第19章 学年末
「沙織…君を母さんと呼べないよ」
「明人をもてあそんだようで悪いけど
私の心は春彦で一杯なのよ」
僕の胸をそっと押し返して
沙織の体がスッと逃げてゆく。
「あんな中年親父のどこがいいって言うんだ!
はっきりと言わせてもらうと初老だぜ?
チ○ポだってカチカチにならないだろ?」
僕はズボンのファスナーを下ろして
沙織を抱き締めた瞬間から勃起しはじめたペニスを引き出そうとした。
「やめてよ!
私は春彦の妻になるの!
つまりあなたの母親になるのよ
親子でそんな関係は不純よ!」
「不純なんてクソくらえだ!
母子がなんだって言うんだ
僕はね、産みの母親ともセックスをしたんだ!」
「うそっ!?」
「嘘じゃないさ
逝かしまくってやったさ
親子だからなんて関係ないさ
この世には男と女しかいないんだ
ハメたくなったらハメてしまえばいいんだ!」
言い終えた瞬間にパン!っと肉を打つ音がして
たちまち僕の頬にじんじんと痛みが襲ってきた。
沙織が僕の頬を打ったのだ。
「不潔よ!私、あなたの事が嫌いになったわ!」
目に涙を浮かべながら沙織は部屋を飛び出した。
リビングから「おいおい、沙織…どうした?明人に何か言われたのか?」と
聞きたくもない猫なで声がしてきたので
僕は吐き気を催しながらベッドに飛び込み二人の甘い会話など聞きたくもないと布団を頭から被った。