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青い欲情~男と女の色模様~
第20章 最終学年
この沸き起こる性欲の捌け口に美波をデートに何度か誘ってみたけど、
何だか乗り気じゃなくて浮かぬ返事ばかりだった。
俺…もしかしたら二人の女に同時に振られたのかな…
今まではヤリたいときにいつでもヤれたのに
近頃では沙織のあえぎ声を聞きながら、ずっと右手が恋人だった。
いつも悶々としていて
卒業式の準備をする女子の尻を見ていると
誰でもいいから校舎の屋上に呼び出してレイプしてやろうかな…なんてふしだらな考えも芽生えてくる。
一通り卒業式の準備を終えて
手洗い場で手を洗っていると
美波が小走りにやってきて、囁くように「放課後…時間ある?」と言ってきた。
「もちろんさ、ずっと美波とデートしたいと思っていたんだからさ」
僕は二つ返事で快諾した。
なのに美波は笑顔の一つも返してこなかった。
放課後、僕と美波はカラオケボックスの小部屋に陣取っていた。
いつもは真っ先にマイクを握って選曲するのに
今日に限ってテーブルの上のドリンクにも口をつけずに下を向いて黙っている。
「どうしたんだよ?
歌わないのか?ほら、マイクを握れよ」
マイクを差し出してもピクリとも動かない。
「そうか!マイクよりコッチを握りたいってか?」
僕はおどけてズボンのファスナーを降ろす真似をした。
「そんな気分じゃないの…」
「じゃあ、どんな気分なんだよ」
隣からはわめきたてるようなドラ声の
とんでもない音痴な歌が聞こえていた。