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青い欲情~男と女の色模様~
第2章 文化祭

僕は今朝のおねえさんとのキスを思い出して
唇を割って舌を差し込んであげた。

「んん…!?」

驚いたのか、美波は体を引いてキスから逃れようとする。
それを阻止するかのように
美波の肩を抱いた手に力を込めて
逃がさないよという意思表示でガシッ!と抱きしめた。

最初はディープキスに驚いて抵抗を示した美波だったけど、おずおずと彼女も舌先を伸ばして
僕の舌に絡ませてきた。

ここまで来ると男としての歯止めが効かない。

美波の肩を抱いていた手は
ゆっくりと彼女のボディラインを確かめるように滑り降りて小ぶりな彼女の尻を揉む。

「ひっ!?…」

そうされることまで彼女の計画にはなかったのだろう。
美波は尻を揺らして僕の手から逃れようとした。
何だか抵抗されると無性に興奮してきて
僕の欲情が暴走し始める。

キスから解き放し、
美波と手を繋いだまま僕は暗がりを求めて歩き出す。

「ねえ、どこにゆくの?」

ファーストキスを捧げて
それだけで今夜のイベントを終えようとしていた美波は、不安そうな声で僕に問いかけた。

『僕はね…童貞の初心な男じゃないんだよ
快感のすべてを知っているんだ!
それを美波…君にも教えてやるさ』

やがて行く手に小さな公園が現れた。
僕は迷うことなく公園の繁みに囲まれたベンチに美波を連れていった。




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