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第2章 文化祭

「怖い？」

覚悟を決めた筈なのに
僕の指が先に進もうとするのを
美波は再び足を閉じてきた。

「少し、だけ…怖いわ…」

「大丈夫。初めてが怖いのは、皆一緒だから」

そう言いながら
『僕なんて、何が何やらわからないうちに童貞を奪われたんだから…』と、
初めてアソコを触られるドキドキ感をじっくり堪能する美波が羨ましかった。

おねえさんのアソコを触ったときのように
指先にヌルっとした感触を得た。

「たっぷりと濡れてるね」

ヌルリとした陰唇の感触を楽しむように、
僕の指はじわりじわりとその奥を目指そうとしていた。

『濡れているね』と、耳元で囁かれた言葉に、
美波の体温が一気に上昇して
全身から汗が吹き出し、じっとりとし始めた。

「いゃん…言わないでっ…」

「美波の体が僕を迎え入れようと欲しがってるんだよ。
一緒に気持ちよくなりたいってさ…」

陰唇のヌメリを指にまとわせて
僕は包皮の奥で膨らんでいるクリトリスを
優しく摘まんであげる。

「やあっ…ん」

気持ちがいいのか、
美波の両足は僕の手を挟み込んでブルブルし始めた。

「指…入れたい…」

そうお願いして、美波からの返事を待たずに
指を一本だけクチュっと押し込んだ。

「あっ！！…痛い！！
やめっ…て、痛い！」

僕は泣き出した美波をそれ以上襲うことが出来なくて、指の動きを止めた。

「ごめん、いきなりだったもんね？
僕が悪かった…ホントにごめん…」

優しい言葉を投げ掛けると
美波は耐えていた感情を爆発させるように泣きじゃくった。