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青い欲情~男と女の色模様~
第2章 文化祭

放課後の委員会でも
美波のやつはボーッとしていてまるで役に立たない。

「ほらぁ~!さっさと仕上げて帰ろうぜ」

本当なら、この僕が美波に尻を叩かれなきゃいけないのに、今日に限ってはまったくの逆になっていた。

実行委員会でも美波がシャキシャキと意見を言ってくれないから、面倒な校門の看板を書く役割が当たってしまった。

ペンキで汚れてはいけないから
体操服で色を塗っているんだけど、
体操服だと、やけに体のラインが出てしまうので
僕自身も美波のボディラインを意識してしまい
ほとんど作業が進まない。

向かい合って色を塗っていると
どうしても美波の股間に目が行ってしまう。
モリマンというのだろうか
少しだけ、ふっくらしているので
そこから目が離せない。

『昨夜の帰り道で公園のベンチに座って
僕はアソコに指を這わせたんだ…』

それを思い出すと
知らず知らずのうちに勃起してしまう。
こちらも体操服なのでジャージは伸縮性があるから、とんでもなく僕の股間のテントを彼女に見せつける格好になった。

「あのね…」

僕の股間に目をやりながら
美波がポツリと話し始めた。

「ん?何?」

「私、両親に文化祭の準備で帰りが10時ぐらいになるって言ってあるの」

「学校はそこまで残らせてくれないさ」

遅くとも8時には下校させられるだろう。

「うん、わかってる…
だからね、10時ぐらいまでに帰ればいいの」

「…うん」

だから?何?

僕が怪訝そうな顔をしていると
美波は顔を赤くしながら
「だから…寄れるよ…ホテルに…」
そう言われて驚いたものだから
手元が狂って全然違う場所に色を塗ってしまった。

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