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青い欲情~男と女の色模様~
第2章 文化祭

それは二人だけの慰労会をしたいという合図だった。
でも、せっかくおねえさんが来てくれているんだから、今夜はおねえさんと二人で久しぶりにエッチの教育を受けようかなんて考えていた。
舞台袖で体育館の客席を覗くと
ジャストタイミングでおねえさんが体育館に入ってきた。
「美波、ちょっとだけ進行をお願いしていいかな?」
そのように頼み込んで
僕は音響調整室を抜け出しておねえさんの元に駆けつけた。
せっかく無理やり時間を作って抜け出してきたのに、おねえさんったら担任の磯田と楽しそうに話し込んでいる。
「おねえさん、帰りの事なんだけど…」
「あら、明人!
ちょうどよかったわ、私ね今夜、先生に食事に誘われちゃったの」
「えっ?」
「明人、安心しろ、お姉さんはちゃんと先生が送り届けるから」
そう言うと磯田は勝ち誇った顔をした。
「一緒に校内を回って、いろいろお話をしてみると、案外と私たち気が合うみたいなのよ」
そう言うと、おねえさんは少しだけ磯田の体に寄りかかった。
『ええっ!!そりゃないよ!』
残念そうな顔をした僕に
「また連絡するから」そう言って磯田に気づかれないように僕にウィンクをしてくれた。

