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青い欲情~男と女の色模様~
第4章 淫乱な女

「カラオケ、いいですわね
おもいっきり声を出してストレスを発散したいですわ」

学は沙織の返答を聞いて
『よしっ!これでもう少し彼女との時間を持てる!』と、下心はないにしても良好な関係を深めていきたいと企んだ。

「じゃあ行きましょう!善は急げと言いますから」

「あら?カラオケに行くのが善なの?」

沙織は「うふふふ」と笑って
ついつい学の肩に寄り添ってしまう。

沙織の髪からはとてもいい匂いがした。
たまらず学は沙織の頭に手をやって
そのしなやかな髪を撫でた。

「だめよぉ~…セットが乱れちゃうわ」

髪の毛のセットどころか、
ベッドで沙織を裸にして身悶えするほど乱してみたいとスマートに口説こうとしていた目論見が少しずつ壊れて行く高揚を学は抑えきれなかった。

「さあさ、行きますよ
大丈夫ですか?立てますか?」

背に回した手を腋に潜り込ませて
グッと体を引き寄せる。
腋から差し込んだ手の指先が
ほんのちょっぴりだけ沙織の乳房をタッチした。

「あ…!、先生、今私のおっぱいを触ったれしょ」

少しだけ呂律の回らない口調で
沙織はキッと学を睨み付ける。
だが、その睨んだ目は艶かしくトロンとしていて
ここが個室だったならばそのまま抱きついて唇を奪いたい衝動に駆られる。

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