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青い欲情~男と女の色模様~
第4章 淫乱な女

「そりゃあないよ…」

あからさまに磯田学はガックリと頭を垂れた。
肉体関係を結び、こんなにも美人との付き合いが始まると思っていただけに、自分の精魂混めた攻めを覚えてもらっていないことにショックをうけた。

「ね、そう言うことだから
昨夜、どれ程までに私が乱れたのかわからないけど忘れて頂戴」

掴まれている学の手を、やんわりと解くと
ベッドの下に放り投げられている下着を拾い集めて身支度を始めた。

「なあ、仕事なんて休んでしまえよ
有給休暇とか残っているんだろ?」

「あなただって学校に行かないとダメでしょ?
生徒さん達が待っているわ」

「今日は文化祭明けで休校なんだ。
だから、ここでゆっくりと一から愛を確かめ合おうじゃないか」

やはり公務員気質だわと
沙織は憤慨した。
サラリーマンは、そんなに簡単に有給を取れないってわかってるのかしら?

そんな風に説得しても
学は沙織にショーツさえ履かせてくれない。
本当に朝からもう一戦交える気満々でした。

「わかった、わかったわよ
せめてシャワーぐらい浴びさせてよ」

「本当に?休んでくれる?
大丈夫、絶対に休んでよかったと言わせて見せるさ」

精力をつけるためか
学は据え付けの冷蔵庫に入金して
精力剤を購入すると
プチプチっとスクリューキャップを開封して
グビグビっと一気に喉に流し込んだ。



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