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青い欲情~男と女の色模様~
第4章 淫乱な女
沙織が意識を取り戻したのはベッドの中だった。
「よかったぁ!気がついたかい?」
沙織の顔を覗き込む学が安堵の表情を浮かべた。
「私…いったいどうして…」
「逝くっ!って叫んだあと、
急に脱力しちゃってさ、湯の中に沈んでいったから慌てて引き上げてベッドに寝かせたんだよ」
「ごめんなさい…私ったら…」
「ともかく、意識を取り戻してホッとしたよ
ラブホテルで年配者の腹上死なんてのはたまに聞くけど、エッチをしてて溺死なんて洒落にならないからね」
そんなことを言いながらも
学の手は沙織の乳房を揉んでいる。
『この人は私の体を案じてくれているのかしら?
それとも、体に興味があるだけなの?』
疑惑がもぞもぞと沸き上がってくる。
「ねえ、もうやめてよ…
私、クタクタなのよ」
胸を揉む手を払い除けると
今度は股間に狙いを定めて陰毛を撫で付けてくる。
「そんなことを言うなよ
君を介抱してやったのは僕だぜ
それに、君は失神するほどのエクスタシーを迎えたのかも知れないけど、僕は逝かせてもらえなかったんだからさ」
よく言うわと
沙織は学を睨み付けた。
そりゃあ、私の膣の中で射精はしなかったんだろうけど、その前に顔射でドロドロのモノをいっぱいぶっかけたクセに!
「私、くたびれちゃったから
そろそろ帰りたいのよ」
起き上がろうとする沙織を学は押さえつけた。
「だから!もう一発中だしさせろよって言っているんだよ!!」
その顔は甘い言葉を囁くときとは別人のように、
狂気に満ちていた。