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青い欲情~男と女の色模様~
第5章 美波と電話で…
あの朝、おねえさんでなければ
僕もあのように駅員室に連行されちゃったのかな?
そう思うと、あの時に出会ったのがおねえさんで良かったと胸を撫で下ろした。
そんな痴漢騒動があったので
最寄りの駅に着いたころには日付が変わってしまっていた。
コンビニの看板が目に入ると
突然に腹の虫がグゥ~っと鳴り始めた。
『そうか…食事もせずにラブホテルに飛び込んだから夕飯も食べていなかったっけ…』
コンビニでサンドイッチと缶コーヒーを買って
帰宅すると両親は入浴中なのかバスルームから声が聞こえてきた。
『おいおい、いい歳して混浴かよ』
両親のラブラブぶりをバカにしながらも
つい数時間前には美波と二人でラブホのバスルームでエッチしたことを思い出すと
あれだけ射精したにも関わらず
僕のチ○ポがムズムズし始めた。
サンドイッチを食って腹ごしらえしたら
今夜の事を思い出してオナるとするかな…
そう思いながら自分の部屋に戻ろうとしたら
両親のバスタイムがなんだか妖しいムードになってきたので、僕は思わず足を止めて聞き耳を立てた。
「ほら、久しぶりに洗ってやるよ」
「いや~ん…そこは自分で洗うわよ」
「そんなことを言いながら洗って欲しそうに股を開いてるじゃないか」
「もう~、バカなんだから…」
あの夜、部屋の壁に耳を押し当てて聞いた時よりも、バスルームから聞こえる声はエコーがかかって、より一層艶かしかった。