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ガトーフレーズ
第5章 crêpe sucrée
次の日、寝起きから少しだるかった体が、二時限目のあたりからさらに重くなってきて、莉乃は保健室へ行った。
(昨日の雨のせいかな……早く治さないと俊太に会えなくなっちゃう)
保健室につくと、先生が鍵をかけるところだった。
そばには男子生徒が三人。
一人が両脇から支えられて、片足でたっていた。
体育の時間に怪我をしたらしく、これから病院に連れていくのだという。
莉乃が重症の様子ではなかったので、担任の先生と話し、しばらく寝ていくことになった。
内側から鍵をかけて、ベッドに横たわる。
先生の気配のない保健室は心細くて、つい授業中の俊太に連絡してしまった。
<風邪ひいちゃったみたい。先生いなくて、今一人で保健室で寝てるとこなの。ちょっぴり寂しいよ(;o;)早く治すね\(^-^)/>
俊太は見ていないかもしれないけど、そう送れただけで、なんとなく心強くなって目を閉じた。
(昨日の雨のせいかな……早く治さないと俊太に会えなくなっちゃう)
保健室につくと、先生が鍵をかけるところだった。
そばには男子生徒が三人。
一人が両脇から支えられて、片足でたっていた。
体育の時間に怪我をしたらしく、これから病院に連れていくのだという。
莉乃が重症の様子ではなかったので、担任の先生と話し、しばらく寝ていくことになった。
内側から鍵をかけて、ベッドに横たわる。
先生の気配のない保健室は心細くて、つい授業中の俊太に連絡してしまった。
<風邪ひいちゃったみたい。先生いなくて、今一人で保健室で寝てるとこなの。ちょっぴり寂しいよ(;o;)早く治すね\(^-^)/>
俊太は見ていないかもしれないけど、そう送れただけで、なんとなく心強くなって目を閉じた。