パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第8章 悲鳴

『それがさ、ある日家に帰ったら...養母さん泣いてて。養父さん、心臓発作で。その時、なんかもうとにかくつらかった。』

『好きだったんだね、二人が...』

私が言うと、小さく笑って頷いた。

『感謝しかなかった。俺を大事に育ててくれたことが一番大きかった。そのお養母さんも美和に知り合う直前に死んだ....俺は....自分の家族が持ちたいと思ったんだ。』

そういうと、私をまっすぐ見てから頭を下げた。

『美和と...家族になりたい。幸せにする。美和だけを大切にする。俺と結婚..して下さい。』



身体が重い。
耳元でガシャガシャする音に目を覚ますと、そこはあの日のレストランじゃなく、マンションの一室だった。