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A crescent moon
第8章 悲鳴

「私...ここは..」

起き上がると頭がズキズキする。
手首が重たい。
みると、鎖が私の左手首に巻きついて、南京錠で固定されていた。

「何これ...」

ガシャンガシャン...

揺らすと金属音が響く。

「...目が覚めた?美和。」

見上げると正弘さんがじっと私を見ていた。

「イヤ...何するの..外して..」

「外したら美和、俺の前からいなくなっちゃう。」

「そんなこと...」

「信用できない。」
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