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A crescent moon
第8章 悲鳴
正弘さんが私に近づいてくる。
しゃがみこむと、顎に手をかけた。
そしてゆっくり唇を重ねられる。
自由な右手で胸を押し返そうとするけど、その手を握られてしまった。
「んっ..いや..」
顔を背けてもまた重ねられ、舌が入ってくる。
「んっ..んっ..」
(イヤだ..もう..イヤ...こんなの..)
左手が重くて持ち上がらない。
するとゆっくり彼の手が私の身体を撫で始めた。
「..っ..ん..やあ!やめてよ!」
顔を大きく振ると唇が離れ、すぐ正弘さんの手が飛んできた。
バシンッ
「うっ..ひっく..正弘さん..叩かないで...結婚する...するから...」
しかし私を無視して押し倒してきた。
ジャラジャラ...
重たい鎖が床をこする。
私は右手を抑えつけられ、服を破る勢いで剥がされた。