この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
A crescent moon
第11章 愛愛
シーンとした箱の中、俺はどうすれば良いか分からずじっとりと汗をかいていた。
すると彼女がこちらを振り返った。
「ここへは初めてですか?」
「えっ…いや、その…」
「??」
彼女は不思議そうな顔をしてまたボタンの方に
向き直ってしまう。
(どうしようか…)
「…あの、長いんですか?ここ。」
「え?いえ、最近入社したばかりです。」
「道理でお若い…」
俺の言葉にちょっと頬を赤らめて微笑む彼女に心臓が掴まれたようだった。
結局いつのまにかエレベーターが15階に着き、促されるまま会議室の前にきた。
「こちらです。では私はこれで。」
頭を下げる彼女。
俺は思わず腕を掴んでいた。
「えっ!?」
(うわっ…な、なにしてんだよ俺…)
自分の行動に戸惑いながらも、気づけば名刺を差し出していた。
「
すると彼女がこちらを振り返った。
「ここへは初めてですか?」
「えっ…いや、その…」
「??」
彼女は不思議そうな顔をしてまたボタンの方に
向き直ってしまう。
(どうしようか…)
「…あの、長いんですか?ここ。」
「え?いえ、最近入社したばかりです。」
「道理でお若い…」
俺の言葉にちょっと頬を赤らめて微笑む彼女に心臓が掴まれたようだった。
結局いつのまにかエレベーターが15階に着き、促されるまま会議室の前にきた。
「こちらです。では私はこれで。」
頭を下げる彼女。
俺は思わず腕を掴んでいた。
「えっ!?」
(うわっ…な、なにしてんだよ俺…)
自分の行動に戸惑いながらも、気づけば名刺を差し出していた。
「