この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
A crescent moon
第12章 再起
見覚えのある男だった。

帽子を目深にかぶり、少し金色の髪が見える。

私はこのヒトを知っている。

「ヨシキ....」

しかし声に出した瞬間、その男は消えてしまった。

(幻覚..やば..頭おかしくなってきた。)
そう思いながら、気づけばタクシーを捕まえ乗り込んでいた。


(きちゃった..いるかもわかんないし..一年も経ってるのに..)

目の前に立つホテルを見上げて思った。

(てゆうか私のことも、また覚えてないかも。)

それでも、確認せずにはいられなかった。
会えたら何か変わるかもしれない。
いなければそれでいい。

できれば..

(会いたい。)

私はエレベーターに乗り込み、彼の部屋のあるはずの階のボタンを押した。

チーン

エレベーターが着いて、そっと降りる。
こんな夜中、誰も廊下を歩いている人はいない。

奥の部屋にいき、扉の前に立つ。

そこでようやく気づいた。

/300ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ