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A crescent moon
第12章 再起

「ちっ。ガキの子守りかよ。」
隣で毒づく高坂さんに視線を移すと、タバコに火をつけようとしていた。
仮にもミュージシャンのマネージャーなのに…と思いつつ、怖くて言えなかった。
高坂さんは近くで見るとかっこいい。
というか綺麗な顔をしていて、おそらく女装をさせたら似合う感じ。
(ヨシキと並んだらなんかすごくオーラがあるよね…)
私の視線に気づいたのか、タバコを加えたまま横目に睨みつけられた。
「…ジロジロみんなブス。」
「ぶっ、ブスって言わないでください!」
「じゃあ美和。」
「っ…」

