この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
A crescent moon
第3章 悪夢

昔のことを思い出していると、耳にある会話が入ってきた。

「ヨシキ~あの話ほんとお~?」

「ああ。」

「じゃあ私は芸能人の女になるってことね~!!」

「誰が俺の女だよ。」

「もう~またそんなこといって~」

「つうかお前誰だっけ?」

私はふと後ろを振り返った。
けばい女の人が真っ赤な顔をして、帽子を目深にかぶった男に鞄を投げつけた。

「さいってぇ!!」

「…」

男の顔にガツンと当たり落ちた鞄を拾うと、女は泣きながら走っていった。
顔をぐいっとぬぐい、上げた顔に私ははっとなった。

(昨日の…!!)

しかし男は私の顔を覚えていないのか、チラッと一瞥してから反対方向に歩いていった。
私が立ち止まっていると、正弘さんが振り返った。

「なに?」

「…ううん。なんでもない。」

(一晩の女じゃ覚えてないか…でも何気にショックかも。)

目の色は黒だった。
でも帽子からちらりと見えた髪は綺麗な金色。
おそらくヨシキで間違いない。

(芸能人…になるってことは…デビューか何かかな。)
/300ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ