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A crescent moon
第16章 遥走
お蕎麦を食べて、近くの古い商店街を回る。

お店でも帽子を外さないヨシキに不審がる人もいたけれど、案外バレていないようだった。


「美和はさ、音楽に興味があったの?」

「ううん。」

「けど、今でもsound boxに出入りしてるって聞いたけど。」

ヨシキが不思議そうな顔をして言った。

「たまにね。」

「どうして?」

その問いに私は手に取った置物の猫を見ながら答えた。

「…なんとなくね、ヨシキと出会ってaddictive deathに出会って…sound boxを紹介されて、バンドっていいなーって思ったの。見てる方も楽しめるっていうか。私ってこっちに出てきてから慌ただしくて、趣味とかなかったし。」

「じゃあ音楽が今は美和の趣味の一つになってるってこと?」

ヨシキが嬉しそうに握った左手に力を入れた。
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