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A crescent moon
第5章 過去
『なんやそれ!』

土を掘り返していた手を止め、私に駆け寄る。

自分の腕に視線を落とし、ハッとなった。

『な、何でもないよ。この間階段から落ちたの。』

咄嗟に隠し、言い訳するとホッとしたようにお母さんが息をついた。

『あんた..嫁入り前に気ぃつけんと!命落としたら母さん、正弘さんに顔向けできんよ。』

『ごめん。気をつける。』

私が俯いていうと、また仕事に戻った。

三日前、帰りが遅いと叩かれた時に壁にぶつかってできた痣だった。
同棲前は、遅くてもメールで帰ったと報告すれば大丈夫だったのに、生活が全て見えるようになると、自由に飲み会にも行けなくなってしまった。

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