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A crescent moon
第5章 過去
『すまん....ほんまは..大学卒業したら帰ってくる思てた....もし帰ってきたらプロポーズするつもりやった....』

『そ..んな..』

顔を上げると、苦笑いしていた。

『てっきり美和ちゃんは....好いてくれとる思てた...上京する日...好きやゆうてくれたから..自惚れやったな。』

『....』

自惚れじゃない。
私は確かにずっと仙道くんが好きで..
大学卒業したら、実家に帰ってくるつもりだった。

-私なぁ、仙道くん、好きやぁ....ほやから会社頼むで?

-..うん、任せときぃ。

私の中では告白のつもりだったけど、仙道くんは何も言わなかったから、所詮妹にしか見られてないと思っていた。

でも上京して、おしゃれな店やハードな授業、華やかで目まぐるしく変わる日々に、私は次第に飲み込まれていった。

建具屋を継ぐことも、仙道くんのことも頭の中から遠ざかって..
就職した先で正弘さんと出会った。


『でも....私の告白に答えてくれなかった..』

『あれは、美和ちゃんの好きがどれか分からんかったんや..なぁ今ー』

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