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A crescent moon
第5章 過去
『お先にお風呂ありがとうございました。』
正弘さんが出てきて、リビングに来た。
『湯加減どうでしたかね。』
『ちょうど良かったです..あれ?仙道くんは..』
『アイツぁ客間で寝とりますよ。すみませんねぇ美和の部屋なんて..狭いのに..』
お父さんが言うと、微笑んで首を振った。
『いいえ。せっかくですから彼女の青春時代を体感するのも悪くないですよ。』
彼の冗談に笑う両親の声を背に、私は風呂場へ向かった。
風呂から上がり部屋に向かうと、正弘さんが私の中・高のアルバムを見ていた。
『..な、なに見てるの?』
恥ずかしくなって取りあげようとすると、交わされた。