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A crescent moon
第2章 出会
目の前に立ち、じっと聞き入る。
男は目も上げずに歌い続けた。
「~♪....」
歌い終わり、顔を上げるとブルーの瞳が見えた。
無精ひげを生やした顔からは年はわからないけれど、おそらくそう変わらない。
じっと見つめあい、男が口を開いた。
「....意外とアクティブなんですね。」
「は?」
「ここ、切れてますよ。」
そういって唇の端を指差した。
「ああ....知ってる。最近プロレスにハマっててね。」
私が冗談をかますと、ふっと笑った。
「こんな夜遅くに..お疲れ様です。」
薄く笑い嫌みったらしくお辞儀をされる。
男は目も上げずに歌い続けた。
「~♪....」
歌い終わり、顔を上げるとブルーの瞳が見えた。
無精ひげを生やした顔からは年はわからないけれど、おそらくそう変わらない。
じっと見つめあい、男が口を開いた。
「....意外とアクティブなんですね。」
「は?」
「ここ、切れてますよ。」
そういって唇の端を指差した。
「ああ....知ってる。最近プロレスにハマっててね。」
私が冗談をかますと、ふっと笑った。
「こんな夜遅くに..お疲れ様です。」
薄く笑い嫌みったらしくお辞儀をされる。