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A crescent moon
第6章 再会

ヨシキが歌う姿は、あの日見たのでもテレビの前の姿でもない。
何となく生き生きしていた。
全然知らない曲で、相変わらずの英語の歌詞。
でもそんなこと気にならないくらい、ヨシキの声と姿にのめり込んでいた。
周りが沸き立つ中、私はいまいち乗れきれずにじっとステージを見て、たまにこちらに移る視線に胸が高鳴る。
私に気づいていないだろうし、忘れてるかもしれない。
だから期待はしない。
でも目の前でもう一度彼を見れたことで、私の中のモヤモヤが取り去られていくのを感じた。
三曲ほど歌っていたけど、全然知らない曲ばかり。
私は見上げていた首が辛くなり、ちょっとうつむいた。
「じゃあ次最後…」
「ええ~~!!」
残念がる声に私はハッと顔を上げた。
(最後…ってことはもう見られないかもしれない…!)
何となく生き生きしていた。
全然知らない曲で、相変わらずの英語の歌詞。
でもそんなこと気にならないくらい、ヨシキの声と姿にのめり込んでいた。
周りが沸き立つ中、私はいまいち乗れきれずにじっとステージを見て、たまにこちらに移る視線に胸が高鳴る。
私に気づいていないだろうし、忘れてるかもしれない。
だから期待はしない。
でも目の前でもう一度彼を見れたことで、私の中のモヤモヤが取り去られていくのを感じた。
三曲ほど歌っていたけど、全然知らない曲ばかり。
私は見上げていた首が辛くなり、ちょっとうつむいた。
「じゃあ次最後…」
「ええ~~!!」
残念がる声に私はハッと顔を上げた。
(最後…ってことはもう見られないかもしれない…!)

