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A crescent moon
第6章 再会
観客の声に今日はじめて小さく微笑んだ。
女子はきゃあっと黄色い声を上げ、私は胸がはじけそうだった。

「…これは今日ここにきたのが初めてな人も分かるかも。」

その台詞に私はヨシキに穴が開くんじゃないかというくらい見つめた。

「FULL MOON。」

周りが一気に静かになり、ギターで始まるイントロ。

何度もテレビで聴いた曲を今、目の前で生で演奏されて、私は涙が出てきてしまった。

今夜初めてのバラード調に、観客もうっとりとしている。

英語で歌う姿はやっぱり外人みたいで、その金色の髪が照明でより明るく輝く。

歌詞なんて、字幕を読んで内容は知っている。
でも今、初めて目の前で聞いて、一気に曲自体が頭の中に流れ込んできて、涙が止まらない。

歌で感動なんて、初めてだった。

~~~♪

歌い終わると拍手が沸き起こり、ヨシキはすぐにステージから去った。
カズがぺこりと頭を下げて後を追う。

私はその場から動けなかった。

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