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美少女グラビア誌『マカロン6月号』撮影秘話
第1章 お菓子系少女Rika
音楽室に入るとなぜか懐かしい感じがした。桐邦学園の音楽室とは比べ物にならないくらい質素な音楽室。…そうだ小学校の時の音楽室がこんな感じだったな。
「よかった、ピアノがある。」
古いグランドピアノ。椅子に座り鍵盤を開けて鳴らしてみる。ピッチが少しずれていた。
「キミもピアノを弾くんだ。」
真田さんたちのセッティングを待つ間に監督さんが話し掛けてきた。
「はい少し。」
「本当にキミが花凜のモデルなんだね。」
「小説、お読みいただいたのですね。」
「…確か作中には花凜が主人公の前で全裸でピアノを弾くシーンがあったよね。」
「そうですね。」
「……キミもそういう経験が?」
「どうでしょう…なんでしたら今しましょうか?」
「えっ?」
「冗談ですっ、うふふ。」
「……」
本棚に楽譜が残されていたので選んで一冊取り出す。
「お待たせしました。セット完了です。」
真田さんのセッティングが終わったみたい。
「では再開しよう。ピアノを弾くシーンだ。」
さっきの楽譜を開いてピアノを弾く。ドビュッシーの月の光……好きな曲。
私がピアノを弾いている姿を真田さんが撮影する。手持ちのカメラでたくさん接写された。
「梨果ちゃんいい顔をしているね……」
撮りながら真田さんが囁く。
「ピアノを少しって、かなり謙遜したんだね。」
「いえ…お粗末様です。」
「…じゃあピアノの前に立って。」
監督さんの指示でピアノの傍らに立つ。
全身を撮られる。
「そのまま制服を脱いで。」
「えっと監督、ちょっとそれは……」
江崎さんが監督に抗議しようとする。
「大丈夫です。例のあのシーンの再現ですね?でもさすがにここで裸まで脱がなくていいですよね?」
監督さんに確認する。
「もちろんだ。小説のシーンを途中まででいいから再現してもらう。」
「ありがとうございます。」
なぜかお礼を言って脱ぐ私。作中の花凜のクライマックスのシーンの一つ。
「なるべくゆっくりね。」
「よかった、ピアノがある。」
古いグランドピアノ。椅子に座り鍵盤を開けて鳴らしてみる。ピッチが少しずれていた。
「キミもピアノを弾くんだ。」
真田さんたちのセッティングを待つ間に監督さんが話し掛けてきた。
「はい少し。」
「本当にキミが花凜のモデルなんだね。」
「小説、お読みいただいたのですね。」
「…確か作中には花凜が主人公の前で全裸でピアノを弾くシーンがあったよね。」
「そうですね。」
「……キミもそういう経験が?」
「どうでしょう…なんでしたら今しましょうか?」
「えっ?」
「冗談ですっ、うふふ。」
「……」
本棚に楽譜が残されていたので選んで一冊取り出す。
「お待たせしました。セット完了です。」
真田さんのセッティングが終わったみたい。
「では再開しよう。ピアノを弾くシーンだ。」
さっきの楽譜を開いてピアノを弾く。ドビュッシーの月の光……好きな曲。
私がピアノを弾いている姿を真田さんが撮影する。手持ちのカメラでたくさん接写された。
「梨果ちゃんいい顔をしているね……」
撮りながら真田さんが囁く。
「ピアノを少しって、かなり謙遜したんだね。」
「いえ…お粗末様です。」
「…じゃあピアノの前に立って。」
監督さんの指示でピアノの傍らに立つ。
全身を撮られる。
「そのまま制服を脱いで。」
「えっと監督、ちょっとそれは……」
江崎さんが監督に抗議しようとする。
「大丈夫です。例のあのシーンの再現ですね?でもさすがにここで裸まで脱がなくていいですよね?」
監督さんに確認する。
「もちろんだ。小説のシーンを途中まででいいから再現してもらう。」
「ありがとうございます。」
なぜかお礼を言って脱ぐ私。作中の花凜のクライマックスのシーンの一つ。
「なるべくゆっくりね。」