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愛蜜花 〜優しいSとMの関係〜
第2章 2

カウンターの上にグラスを置くと、中の氷がバランスを崩してカランという音を立てた。
『一人?』
背後から声がして顔を上げると、ピシッとスーツを着こなした紳士が、こちらを向きながら微笑んで居た。
『んー、一人と言えば一人かな。』
少々面倒くさそうに曖昧に答えると、その紳士は軽く笑い、
『じゃあ、質問を変えるよ。
隣、空いてる?』
と、すぐ隣の席を指差した。
『まあ、一応。』
と、簡単に答えると、その紳士は隣の席に持って居たロックグラスを置いた。
『ちょっと待ってて』
そう言うと、どこか行ってしまった。
その背中を少しだけ追って、再び店内を見ると、相変わらずその女は色々な人と会話を交わしていた。
『ま、一人みたいなものか。』
と、小さく呟いてウイスキーを一口飲むと、同時にテーブルにお皿が2つほど並べられた。
『適当に取って来たから、良ければ食べて』
そう言うと、その紳士は隣の席に腰掛けた。
『一人?』
背後から声がして顔を上げると、ピシッとスーツを着こなした紳士が、こちらを向きながら微笑んで居た。
『んー、一人と言えば一人かな。』
少々面倒くさそうに曖昧に答えると、その紳士は軽く笑い、
『じゃあ、質問を変えるよ。
隣、空いてる?』
と、すぐ隣の席を指差した。
『まあ、一応。』
と、簡単に答えると、その紳士は隣の席に持って居たロックグラスを置いた。
『ちょっと待ってて』
そう言うと、どこか行ってしまった。
その背中を少しだけ追って、再び店内を見ると、相変わらずその女は色々な人と会話を交わしていた。
『ま、一人みたいなものか。』
と、小さく呟いてウイスキーを一口飲むと、同時にテーブルにお皿が2つほど並べられた。
『適当に取って来たから、良ければ食べて』
そう言うと、その紳士は隣の席に腰掛けた。

