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愛蜜花 〜優しいSとMの関係〜
第2章 2

あ、そっか。
そっちの心配もあるのか。
『私は大丈夫ですよ。
あ、けど夏目さんの方が…』
『僕の方こそ、問題ないですよ。』
『あ、でも、ほら。
奥さんとか、彼女さんとか。』
今更だけど、こんなところで女と二人公園に居るのを見られて問題になったら大変だ。
『居ないから、大丈夫ですよってことですよ。
葵さんこそ…』
『私も、居ないので大丈夫ですよ。』
と、笑った。
『そうなんですか?てっきり…』
と、夏目は言葉を止めた。
『ちょうど、誰かと呑みたいなーって思ってたので、良かったです。』
と、呑みかけの缶チューハイを一気に呑み干した。
『帰りますか?』
帰りの話が出たので、帰る選択肢を提示してみる。
ちょうど、コンビニの袋の中のアルコールが全部なくなったところだった。
『葵さんと居ると時間があっという間だ。』
『ですね。』
と、二人で笑った。
『葵さんさえ良ければ、もう少し何処かで呑みませんか?』
『構いませんよ』
…とは言え。
正直、この辺りは住宅街でこの後呑みに行けるところなんて近くにはない。
『とは言え、この辺り呑めるところないんですよね…』
と、少し夏目さんは悩んで、
『良ければ、家来ます?
…なんて、葵さんは女性だから抵抗あるかな。』
……抵抗ないと言えば、嘘になる。
けれど、夏目さんはやっぱり紳士で、この間と言い、今日と言い、強引で力ずくでどうこうする感じではなさそうだし。
しかも、ほろ酔いで新しい扉を開けたいと思っていた私は、いつもならお断りするところを、つい頷いてしまった。
そっちの心配もあるのか。
『私は大丈夫ですよ。
あ、けど夏目さんの方が…』
『僕の方こそ、問題ないですよ。』
『あ、でも、ほら。
奥さんとか、彼女さんとか。』
今更だけど、こんなところで女と二人公園に居るのを見られて問題になったら大変だ。
『居ないから、大丈夫ですよってことですよ。
葵さんこそ…』
『私も、居ないので大丈夫ですよ。』
と、笑った。
『そうなんですか?てっきり…』
と、夏目は言葉を止めた。
『ちょうど、誰かと呑みたいなーって思ってたので、良かったです。』
と、呑みかけの缶チューハイを一気に呑み干した。
『帰りますか?』
帰りの話が出たので、帰る選択肢を提示してみる。
ちょうど、コンビニの袋の中のアルコールが全部なくなったところだった。
『葵さんと居ると時間があっという間だ。』
『ですね。』
と、二人で笑った。
『葵さんさえ良ければ、もう少し何処かで呑みませんか?』
『構いませんよ』
…とは言え。
正直、この辺りは住宅街でこの後呑みに行けるところなんて近くにはない。
『とは言え、この辺り呑めるところないんですよね…』
と、少し夏目さんは悩んで、
『良ければ、家来ます?
…なんて、葵さんは女性だから抵抗あるかな。』
……抵抗ないと言えば、嘘になる。
けれど、夏目さんはやっぱり紳士で、この間と言い、今日と言い、強引で力ずくでどうこうする感じではなさそうだし。
しかも、ほろ酔いで新しい扉を開けたいと思っていた私は、いつもならお断りするところを、つい頷いてしまった。

