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愛蜜花 〜優しいSとMの関係〜
第2章 2

…やばい。
思った以上に、酔いが回っているっぽい。
なんとなく、思考はちゃんとしてる。
けれども、頭がぐるぐるして、足が言うことを聞いてくれない。
ソファーにうつ伏せた状態から、軽く頭を上げると、
『これ、飲んで。
水だから。』
と、グラスを手渡された。
どこまでも紳士的な人だなーと思い、グラスの中の水を少し飲んだ。
『ちょっと、飲ませ過ぎちゃったね…
ごめんね。
葵さん、酔っ払ってもあまり変わらないタイプなんだね…』
と、申し訳なさそうな声で頭をポンポンと撫でられた。
『すみません…
私も、大丈夫かと思ったんですけど…
なんか、今日迷惑かけっぱなしで、申し訳ないです。』
『そんなこと、気にしなくていいよ。
迷惑だと思うなら、家に呼ばないし。』
『よく…こうやって持ち帰りみたいにするんですか?』
…口に出して、はっとした。
なんか…ヤキモチ妬いてるみたいだ。
酔った頭で、思考回路がおかしくなってるのかもしれない。
ところが、夏目さんは気にする気配もなく、
『基本、いつも仕事してるからね。
あまり女性と接する機会はないんだよ。』
あはは、と小さく笑っていた。
『なんか、凄い素敵な方なのに、勿体無いですね。』
『葵さんに、そんなこと言われたら、調子にのっちゃうよ?』
『あはは。
私なんかに言われても、そんな大したことないですよー。あはははは。』
『そんなことないよ。葵さんは自分の魅力に気付いてないの?』
ソファーにうつ伏せたまま、顔も見ずに会話だけする。
まるで、電話かなにかで話をしているような、そんな気分だ。
『…私なんて。』
ボソッと呟いた。
思った以上に、酔いが回っているっぽい。
なんとなく、思考はちゃんとしてる。
けれども、頭がぐるぐるして、足が言うことを聞いてくれない。
ソファーにうつ伏せた状態から、軽く頭を上げると、
『これ、飲んで。
水だから。』
と、グラスを手渡された。
どこまでも紳士的な人だなーと思い、グラスの中の水を少し飲んだ。
『ちょっと、飲ませ過ぎちゃったね…
ごめんね。
葵さん、酔っ払ってもあまり変わらないタイプなんだね…』
と、申し訳なさそうな声で頭をポンポンと撫でられた。
『すみません…
私も、大丈夫かと思ったんですけど…
なんか、今日迷惑かけっぱなしで、申し訳ないです。』
『そんなこと、気にしなくていいよ。
迷惑だと思うなら、家に呼ばないし。』
『よく…こうやって持ち帰りみたいにするんですか?』
…口に出して、はっとした。
なんか…ヤキモチ妬いてるみたいだ。
酔った頭で、思考回路がおかしくなってるのかもしれない。
ところが、夏目さんは気にする気配もなく、
『基本、いつも仕事してるからね。
あまり女性と接する機会はないんだよ。』
あはは、と小さく笑っていた。
『なんか、凄い素敵な方なのに、勿体無いですね。』
『葵さんに、そんなこと言われたら、調子にのっちゃうよ?』
『あはは。
私なんかに言われても、そんな大したことないですよー。あはははは。』
『そんなことないよ。葵さんは自分の魅力に気付いてないの?』
ソファーにうつ伏せたまま、顔も見ずに会話だけする。
まるで、電話かなにかで話をしているような、そんな気分だ。
『…私なんて。』
ボソッと呟いた。

