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愛蜜花 〜優しいSとMの関係〜
第2章 2

なんか、今日の私はどうかしてる。
いつもなら、もっとスマートに色々やってのけて来たはずだ。
こんなに酔って醜態晒しちゃって。
…いい大人の女なのに。
『だって…私…
今日なんて、迷惑かけてばっかりだし。
みっともないところしか見せてないし。
この間だって、一人で窓際の隅で飲んでただけだし。
…今日も、なんでもない話してただけだし。
…それに…』
『それに?』
私の言葉を、ちゃんと聞いてくれるように復唱してくれる。
この人になら…
『私…可愛げがないですもん。』
…これは、私の最大の悩みだった。
今まで付き合って来た彼氏に、最後の別れの台詞として、何度も言われてきた事だった。
さっぱりしてるとか、面倒でないとか、言い方を変えれば長所になるけれども。
『確かに…
この間会ったときは、キチンとして、なんだか……
そうだなぁ…隙がない感じだったかもね。
けど、今日こう時間を過ごしてみたら、ほっとけない人だなーと思ったよ。』
そう言うと、控えめに抱き寄せられた。
『僕には、どちらもとても魅力的に感じたけれど。』
頭の上で声がして、顔を上げるとそのまま夏目さんの唇が、私の唇を塞いだ。
いつもなら、もっとスマートに色々やってのけて来たはずだ。
こんなに酔って醜態晒しちゃって。
…いい大人の女なのに。
『だって…私…
今日なんて、迷惑かけてばっかりだし。
みっともないところしか見せてないし。
この間だって、一人で窓際の隅で飲んでただけだし。
…今日も、なんでもない話してただけだし。
…それに…』
『それに?』
私の言葉を、ちゃんと聞いてくれるように復唱してくれる。
この人になら…
『私…可愛げがないですもん。』
…これは、私の最大の悩みだった。
今まで付き合って来た彼氏に、最後の別れの台詞として、何度も言われてきた事だった。
さっぱりしてるとか、面倒でないとか、言い方を変えれば長所になるけれども。
『確かに…
この間会ったときは、キチンとして、なんだか……
そうだなぁ…隙がない感じだったかもね。
けど、今日こう時間を過ごしてみたら、ほっとけない人だなーと思ったよ。』
そう言うと、控えめに抱き寄せられた。
『僕には、どちらもとても魅力的に感じたけれど。』
頭の上で声がして、顔を上げるとそのまま夏目さんの唇が、私の唇を塞いだ。

