この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛蜜花 〜優しいSとMの関係〜
第3章 3
結局、今日の予定も特に決まらず。

『行きたいところとか、ないの?』
『んーーー、んーー、』

必死で考えてみるけれども。
行きたいところがあれば、とっくに予定に組み込んでいるはずだし。
正直、何も思い浮かばない。

『じゃあさ…ちょっと付き合ってもらってもいいかな?』

と、夏目さんから提案された。

『…変なところじゃなければ。』
『大丈夫。だけど、男一人じゃちょっと…ってところだから。』

それなら良いですよーと、二人で笑った。
夏目さんの運転で、家の近くで一度待ってもらった。
さすがに、仕事用の服装では…と、着替えに寄りたいと申し出たのだ。
とは言うものの……
これは、デートなのか…
そこまで意識する必要もないのか…
昨日から全てが今までにない展開過ぎて、どうして良いか良く分からない。

結局…
仕事服までは行かないにしても、それほど甘すぎないくらいの服装に決めた。

夏目さんに連れられたのは、最近話題のパンケーキ屋さん。
情報に疎い私でも、耳にしたことがあった。
…確か、凛子が行きたいって騒いでた気がする。

『仕事のクライアントさんの店でね。
一度見ておかなきゃとは思っていたんだけど、一人じゃつい…ね。』

あ、なるほど。
確かに、店内に客層は8割以上女性だという印象。

『けど、さっき食事したばかりだから、ちょっと他も見て回ろうか』

と、軽く店外をチェックして、店を後にウィンドーショッピングをすることになった。
店からほど近いところを二人でのんびり歩く。
途中、ちょっと気になる店があったから、付き合ってもらって、その後、さっきのお店に戻った。

『…っ、美味しいーっ』

ふわっふわで、見た目にも可愛い盛り付けのパンケーキは、確かに可愛過ぎて、夏目さん一人で来店していたら…ちょっと不釣り合いかも。
その姿を見ながら、夏目さんはコーヒーを飲んでいた。

『夏目さんも、少し食べます?』

その店一番のオススメというパンケーキを注文して、甘いものはたくさん食べられないという夏目さんに、少しだけ勧めてみる。

『じゃあ、少し。』

と、苦笑いして、口に運んでいた。


/103ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ