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愛蜜花 〜優しいSとMの関係〜
第3章 3
その後も、のんびりとデートみたいなコースを満喫して、気付けば結構日が沈んでいた。

『なんだか、デートみたいでした。』

と、笑うと、

『車じゃなきゃ、雰囲気の良いBARなんかに連れて行って、そのままホテルに連れ込むのになぁー』

と笑われた。

『えー、夏目さん、そういうキャラですか?』
『男なんて、そういうもんだよ。』

と、続けた。

『けど…』
『ん?』
『昨日、何もしなかったですよね?』

一応、確認を込めて聞いてみた。

『唇を頂いたよ』

と言われ、赤面する私を見ながら笑っていた。
結構、今日もそのまま夏目さんの家にお邪魔することになった。

理由は、…明日も特に用事がないから。
多分、ただそれだけ。
私としては、もっと夏目さんを知りたいって思ったから。
もし、昨日以上のことが起きても良いって、思ったから。
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