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愛蜜花 〜優しいSとMの関係〜
第3章 3

夕食は外でご馳走になって、今朝と同じ部屋に戻って来た。
何度か払うと言ってみたものの、夏目さんは断固として受け取ってはくれなかった。
『なんか、昨日からずっと夏目さんのお世話になりっぱなしー。』
夏目さんは車だからとお酒を控え、私は夏目さんに勧められて、つい食事に合いそうなワインを飲んでしまったという…
甘え過ぎだなーと思う。
けれどふと思うのは、夏目さんって…甘えさせるのがとても上手いのかもしれない。
部屋に入り、昨日と同じソファーに座る。
『何か飲む?』
キッチンからワインを軽いツマミを持ってくる夏目さん。
『さっき、ワイン飲んでたから、ワインもイケるくちなんだと思って。』
と、慣れた手つきでワインを開けた。
『なんでも大丈夫ですよ』
と、グラスを受け取った。
『夏目さんは、余り酔わないんですか?』
『いや、そうでもないよ。
昨日だって酔ってたしね。』
あ…そうなんだ…
『夏目さんも全然見えないタイプですよね。』
『そうなんだよー。
つい、飲まされちゃうんだよね。』
『そうなんですよ!
結構いっぱいいっぱいで、こっそり吐いて、何食わぬ顔して席に戻ったりしますよ。
で、また飲んだり。』
『あははは。
さすがにそこまではないなー』
そう言いながら、すっと夏目さんの腕が伸びて、私を抱き寄せた。
『えっ…と、夏目さん?』
心臓がバクバクする。
いきなりすぎるし。
どうして良いか分からず、そのまま固まってしまった。
『あんまり、無理しちゃ駄目だよ。』
そのまま、ぐっと抱き締められて、夏目の腕の中にすっぽりと埋まってしまった。
『そうやって、弱いところは見せずに、ずっと来たんだろうね。』
夏目さん…?
ふわっと、夏目さんの腕の力が抜けて顔を上げると、すかさず夏目さんの唇が、私の唇を捉えた。
『…んっ…』
思わず、吐息が漏れた。
何度か払うと言ってみたものの、夏目さんは断固として受け取ってはくれなかった。
『なんか、昨日からずっと夏目さんのお世話になりっぱなしー。』
夏目さんは車だからとお酒を控え、私は夏目さんに勧められて、つい食事に合いそうなワインを飲んでしまったという…
甘え過ぎだなーと思う。
けれどふと思うのは、夏目さんって…甘えさせるのがとても上手いのかもしれない。
部屋に入り、昨日と同じソファーに座る。
『何か飲む?』
キッチンからワインを軽いツマミを持ってくる夏目さん。
『さっき、ワイン飲んでたから、ワインもイケるくちなんだと思って。』
と、慣れた手つきでワインを開けた。
『なんでも大丈夫ですよ』
と、グラスを受け取った。
『夏目さんは、余り酔わないんですか?』
『いや、そうでもないよ。
昨日だって酔ってたしね。』
あ…そうなんだ…
『夏目さんも全然見えないタイプですよね。』
『そうなんだよー。
つい、飲まされちゃうんだよね。』
『そうなんですよ!
結構いっぱいいっぱいで、こっそり吐いて、何食わぬ顔して席に戻ったりしますよ。
で、また飲んだり。』
『あははは。
さすがにそこまではないなー』
そう言いながら、すっと夏目さんの腕が伸びて、私を抱き寄せた。
『えっ…と、夏目さん?』
心臓がバクバクする。
いきなりすぎるし。
どうして良いか分からず、そのまま固まってしまった。
『あんまり、無理しちゃ駄目だよ。』
そのまま、ぐっと抱き締められて、夏目の腕の中にすっぽりと埋まってしまった。
『そうやって、弱いところは見せずに、ずっと来たんだろうね。』
夏目さん…?
ふわっと、夏目さんの腕の力が抜けて顔を上げると、すかさず夏目さんの唇が、私の唇を捉えた。
『…んっ…』
思わず、吐息が漏れた。

