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愛蜜花 〜優しいSとMの関係〜
第1章 1
窓際のテーブルに目をやると、ウエイターさんがテーブルの脇に背を向けて立って居た。
『あっ…』
席を開けてたから帰ったものと勘違いされてたらと、急いで席に戻ろうとする。
っと、急いだ拍子に少しつまづいてしまった。
『…っ!』
背中を向けてるウエイターさんの腕に掴まる形になり、なんとか転ぶことは免れた…
が、葵は顔を真っ赤にしてお尻を抑え後ろを振り返った。
…誰も居ないことだけを確認して、ウエイターさんをもう一度見上げた。
『すっ、すみませんっ!』
真っ赤になった顔は薄暗くて分からないことだけを祈る。
ウエイターさんはにっこりと笑い、大丈夫ですか?と余裕な顔で葵を見た。
『大丈夫です。
本当すみません…』
もう一度、謝るとペコリと頭を下げた。
そのウエイターさんの後ろからクスクスと笑い声がして、
『大丈夫か?』
と、聞き慣れた声がした。
あ…っ。
ウエイターの後ろからひょこっと幸介が顔を出した。
『うん。平気。』
とだけ言って、席に着いた。
顔の熱が引かない。
幸介は、クスクスと笑いながら窓を背にする椅子を葵に進めた。
幸介の左手が、すぐに葵の股を触れる位置だ。
けれど、葵からは窓の外の視線は見えないし。
店内は良く見えるし。
この位置、よく考えるとめちゃくちゃ恥ずかしいんじゃないの?って思う位置だった。
右手で頬杖を付き、微笑みながら葵の顔を見るテーブルの下で、幸介の左手は、葵の太腿を撫でた。
『後ろ、気になっちゃうね?
転んだら大変なことになっちゃうところだったね。』
楽しそうに幸介が笑う。
左手で、太腿に手を這わせながら。
店の人から見たら、彼女の顔を見ながら優しく微笑む彼…という構図。
先ほどの失態を再度言われたのが恥ずかしくて、下を向いて居るのも、彼氏に見つめられて恥ずかしがってるようにでも見えるのだろうか。
テーブルの下は…
ゆっくりと太腿を撫でて行く。
『確認、していい?』
微笑みを崩さず、幸介は意地悪なことを言う。
ゆっくりと太腿を撫でる手が、内側に侵入することはなく。
『脚、開かないと確認出来ないけどな』
と、微笑みを崩さず、左手は太腿を撫で続ける。
ウエイターさんが、幸介のドリンクを置いて去るのを見計らって、葵は小さく脚を開いた。
『良い子だね。
けど、もう少し開かないと…だよね?』
『あっ…』
席を開けてたから帰ったものと勘違いされてたらと、急いで席に戻ろうとする。
っと、急いだ拍子に少しつまづいてしまった。
『…っ!』
背中を向けてるウエイターさんの腕に掴まる形になり、なんとか転ぶことは免れた…
が、葵は顔を真っ赤にしてお尻を抑え後ろを振り返った。
…誰も居ないことだけを確認して、ウエイターさんをもう一度見上げた。
『すっ、すみませんっ!』
真っ赤になった顔は薄暗くて分からないことだけを祈る。
ウエイターさんはにっこりと笑い、大丈夫ですか?と余裕な顔で葵を見た。
『大丈夫です。
本当すみません…』
もう一度、謝るとペコリと頭を下げた。
そのウエイターさんの後ろからクスクスと笑い声がして、
『大丈夫か?』
と、聞き慣れた声がした。
あ…っ。
ウエイターの後ろからひょこっと幸介が顔を出した。
『うん。平気。』
とだけ言って、席に着いた。
顔の熱が引かない。
幸介は、クスクスと笑いながら窓を背にする椅子を葵に進めた。
幸介の左手が、すぐに葵の股を触れる位置だ。
けれど、葵からは窓の外の視線は見えないし。
店内は良く見えるし。
この位置、よく考えるとめちゃくちゃ恥ずかしいんじゃないの?って思う位置だった。
右手で頬杖を付き、微笑みながら葵の顔を見るテーブルの下で、幸介の左手は、葵の太腿を撫でた。
『後ろ、気になっちゃうね?
転んだら大変なことになっちゃうところだったね。』
楽しそうに幸介が笑う。
左手で、太腿に手を這わせながら。
店の人から見たら、彼女の顔を見ながら優しく微笑む彼…という構図。
先ほどの失態を再度言われたのが恥ずかしくて、下を向いて居るのも、彼氏に見つめられて恥ずかしがってるようにでも見えるのだろうか。
テーブルの下は…
ゆっくりと太腿を撫でて行く。
『確認、していい?』
微笑みを崩さず、幸介は意地悪なことを言う。
ゆっくりと太腿を撫でる手が、内側に侵入することはなく。
『脚、開かないと確認出来ないけどな』
と、微笑みを崩さず、左手は太腿を撫で続ける。
ウエイターさんが、幸介のドリンクを置いて去るのを見計らって、葵は小さく脚を開いた。
『良い子だね。
けど、もう少し開かないと…だよね?』