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愛蜜花 〜優しいSとMの関係〜
第6章 6
『ところで、前も聞いたんですけど幸介さんが彼女出来ないのって、作らないだけですか?』
ホテルの一室で、コンビニで買ったお酒とツマミを広げて、テーブルを挟んで向かい合いながら、のんびりと会話をする。
『んー、作らない訳ではないよ。
強いて言うなら、性癖が問題なのかも。』
『性癖…ですか?』
『そう。薄々気付いては居るでしょう?』
…薄々、と言うか。
そのせいで、彼女ができない理由がよく分からないと思った。
『…なんとなく。
けど、それが彼女が出来ない理由なのがよく分からないです。
だって、前にも言ったけど、幸介は素敵な人だと思うし。』
そう言って恥ずかしくなって、手に持っていたお酒を一気に流し込んだ。
『意地悪なのに?』
そう言って、余裕な顔をして見てくる幸介は、やっぱり大人だ。
『そう、なんですけど…』
『お願いしていいかい?』
私が言い終わるか終わらないかのうちに、幸介が言葉を被せる。
『そのまま、ジャケットのボタンを外して、シャツのボタンも、胸の下まで外して。』
『…っ、嫌だと言ったら、どうするんですか?』
『葵は、そう言いながらしてくれると思ってるよ。
恥ずかしいからなかなかしないかもしれないから、少し手伝いに行くかな。』
そう言って、私の前まで来た。
手にもった空になったお酒の缶をテーブルに置くと、ゆっくりと私の手に自分の手を重ねた。
まずは、ジャケットのボタンに手を導かれる。
『ほら、外して。』
そう言うと、ゆっくりと唇を重ねていった。
ホテルの一室で、コンビニで買ったお酒とツマミを広げて、テーブルを挟んで向かい合いながら、のんびりと会話をする。
『んー、作らない訳ではないよ。
強いて言うなら、性癖が問題なのかも。』
『性癖…ですか?』
『そう。薄々気付いては居るでしょう?』
…薄々、と言うか。
そのせいで、彼女ができない理由がよく分からないと思った。
『…なんとなく。
けど、それが彼女が出来ない理由なのがよく分からないです。
だって、前にも言ったけど、幸介は素敵な人だと思うし。』
そう言って恥ずかしくなって、手に持っていたお酒を一気に流し込んだ。
『意地悪なのに?』
そう言って、余裕な顔をして見てくる幸介は、やっぱり大人だ。
『そう、なんですけど…』
『お願いしていいかい?』
私が言い終わるか終わらないかのうちに、幸介が言葉を被せる。
『そのまま、ジャケットのボタンを外して、シャツのボタンも、胸の下まで外して。』
『…っ、嫌だと言ったら、どうするんですか?』
『葵は、そう言いながらしてくれると思ってるよ。
恥ずかしいからなかなかしないかもしれないから、少し手伝いに行くかな。』
そう言って、私の前まで来た。
手にもった空になったお酒の缶をテーブルに置くと、ゆっくりと私の手に自分の手を重ねた。
まずは、ジャケットのボタンに手を導かれる。
『ほら、外して。』
そう言うと、ゆっくりと唇を重ねていった。