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第2章 梨果を室内で撮影しよう！①

「ダメに決まってるじゃないですか！！」

「どうしたの？友也くん、そんな大声だして。」

こんどは梨果がデザートを持ってテーブルに戻ってきた。

「ケーキみんなの分も持ってきたよー。」

「お！さすが気が利くね梨果ちゃん。」

「で、どうしたの？」

「今回の撮影、梨果さんは…の、ノーパンノーブラで撮るって富山さんたちが‥…」

「は？なんで？」

「だ、だよね！当然そうなるよね？！」

「まぁまぁ友也くんに梨果ちゃん、富山さんの説明聞いて。」

真田氏が富山氏に説明を促す。てか言い出しっぺのあんたが説明しろよ。



「ふーん。まあいいけど。」

「いいんかいっ！！」

梨果の答えに友也が全力で突っ込む。

「だって大事なトコは写らないようにするって言うし。」

「でもでも！撮影中の父さんやおじさんたちには見られちゃう訳だよ？！」

「‥…友也くん。この人たちにはもう散々見られてるんだよ。どこもかしこも…」

「くっ……！！」

「それに……友也くんだって見る訳じゃん。」

「……梨果さん……梨果さんっ……ううう……」

「……よしよし。」

梨果が涙を流す友也の頭を撫でていた。