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梨果の写真集を作ってみよう!
第2章 梨果を室内で撮影しよう!①
朝食はブュッフェ形式だった。お腹を空かせた梨果と友也は様々な料理やデザートを取りに席を外していた。
そんな中、大人たち3人は食事を終えてコーヒーを飲んでいた。

「まずは室内での撮影ですか?」

「そうだね、でもその前に真田さんから提案があるらしいよ。」

富山氏はそう言い真田氏に視線を向けた。真田氏はコーヒーを一口飲むと私に視線を合わせてこう言った。

「今回の撮影では梨果ちゃんには下着を一切着けさせない。」

「は?」

「まぁ聞け。最近流行りのお菓子系グラビアは白ビキニを制服の下に着せてあたかも“白い下着”として見せているよな。」

「知ってます。出版社による自己規制ですよね。」

「そうだ、未成年の下着姿はマズいが水着ならいいだろうという逃げ道だな。」

「俺はあれが水着だなんてつゆ知らなかったよ。」

うなだれる富山氏。

「でもそこがあの手のグラビアの売り所じゃないんですか?こうして知らずに興奮してた人もいたわけじゃないですか。」

「そうだな、たとえ知ってたとしてもスカートの中に白い布がチラ見すればそれはそれで興奮できる。だが俺たちは同じ手は使わないことにした。」

「それが先ほど仰ってた下着を一切着けないという結論に?」

「そうだ。」

「なんでよ?」

「未成年の下着を見せるからアウトなんだよ。」

「はぁ。」

「下着を着けてなきゃそもそも見えないだろ。」

「まぁ。」

「ほら結論。」

「いやいやいや!それじゃ梨果の乳首や性器が丸写しでしょ!」

「おいおいあんた、今回の写真集のコンセプトを忘れたのか?!」

「「よりギリギリを攻める!だ。」」

ハモる2人のオッサン……

「はぁ……」


「どうしたの?父さん、ため息なんてついて。」

友也が料理を持ってテーブルに戻ってきた。

「友也、……まだそんなに食べるのか。」

器に料理を盛々に載せたお盆を持っていた。

「梨果ちゃんはノーパンノーブラで撮るんだって。」

富山氏が友也に説明する。

「は?なんですかそれ?」

富山氏が続けて先ほどの内容を説明した。
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