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拓也と菜津美
第3章 衝撃(拓也)
いつも、後ろから二両目、前のドアから乗車する。
ホームに着いた時、すでに電車を待つ乗客の列ができていた。
でも、拓也は並ばない。
以前は単に格好をつけていただけだったが、今は違う。
ベストポジションを確保するためだ。
だから、並ばない…まだ…並べない…
(やっと来た!!もう~いつもぎりきりなんだから…)
彼女がいつもの列に並ぶのを確認して、拓也もゆっくり列に向かい、彼女から二番目の後ろにならんだ。
電車が到着し、ドアが開く。乗客が降りきらないうちから、並んだ客が乗り始める。
拓也は後ろから押される力を利用して、何とか彼女に近寄ろうともがく…
(ちくしょう、あとちょっとだったのに…)
(オッサン!じやまだよ…)
(こらっ!彼女の体に触れるんじゃねぇよ!)
ホームに着いた時、すでに電車を待つ乗客の列ができていた。
でも、拓也は並ばない。
以前は単に格好をつけていただけだったが、今は違う。
ベストポジションを確保するためだ。
だから、並ばない…まだ…並べない…
(やっと来た!!もう~いつもぎりきりなんだから…)
彼女がいつもの列に並ぶのを確認して、拓也もゆっくり列に向かい、彼女から二番目の後ろにならんだ。
電車が到着し、ドアが開く。乗客が降りきらないうちから、並んだ客が乗り始める。
拓也は後ろから押される力を利用して、何とか彼女に近寄ろうともがく…
(ちくしょう、あとちょっとだったのに…)
(オッサン!じやまだよ…)
(こらっ!彼女の体に触れるんじゃねぇよ!)