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梨果サイドストーリー
第3章 お気に入りの公衆トイレ
その時は怖くなって逃げ出した。
でもショーツがびっしょりに濡れてアソコがジンジンしたので急いで家に帰ってオナニーをした。
…その時のオーガズムが妙に気持ちよかったのが忘れられない。



「なんであのとき逃げちゃったんだろ……もし逃げなかったら……」

ペットボトルの最後の一口を飲み干した。

「またあんな出来事起きないかなぁ……」

本を閉じて空を見る。星が出てきて少しずつ暗くなってきた。これ以上ここにいるのははさすがに怖い。

「今日もなんもなしかぁー…」

バスン

その時車のドアを閉める音が聞こえた。するとタクシーの運転手さんらしき男性が公園に入ってきてベンチに座る私の前を横切って足早に例のトイレに向かって行った。

(やったっ!)

待った甲斐があった。運転手さんが中に入るのを確認すると私も後を追いかけおトイレに向かった。

だって私もおしっこが限界だったから……
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