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祐子
第2章 祐子 : その2
「おはようございます。」
「あぁ、おはよう。」
普段と変わらない部長の態度に、祐子はちょっとがっかりした。
(そりゃそうよね。実際、部長にとっては何もなかったんだから…)
気を取り直して、デスクに向かった。
今日はいつもの秘書室ではなく、部長室で仕事をするように言われている。二日後に開かれる役員会議の資料を作成するのだ。頻繁に打ち合わせをする必要があるからだが、祐子はそれだけが理由ではないと思いたかった。
祐子の斜め前、まるで手の届きそうなところに部長がいる。つい、見つめてしまう。
真っ白なワイシャツを腕まくりし、パソコンに何かを打ち込んでいる。キーボードの上で部長の右手が踊る。二の腕の筋肉が脈打っているようだ。
昨夜のことを思い出し、いつしか祐子は濡れていた。淫靡な匂いまで漂ってきた。
(イヤだ、部長に知られてしまう。)
その時、ふと顔を上げた部長と目があってしまつた。
「どうかしたか?」
「いいえっ、ちょっと…おトイレに…」
「んっ、あ…あぁ…」
いつもはトイレに行くのに、わざわざ許可など得ないので、部長は怪訝そうにうなづいた。
祐子は少し前かがみな足取りで、トイレへと急いだ。
部長室のある13階は、役員専用フロアーなのでトイレでは滅多に人に会うことがない。まして、女性用トイレともなると、同僚の女性秘書にごく稀に出くわすだけだ。
個室に入った祐子は、タイトスカートをたくし上げ、ストッキングとパンティを一緒にずり下げた。薄いピンクのパンティには、恥ずかしい染みが広がっていた。下着を足から抜き取り、トイレットペーパーで拭こうと自身に触れたその瞬間。
またしても、あの右手が現れた!
「ダッ…ダメ!こんなところで…」
右手はそんな祐子のことを嘲笑うかのように、蜜壺の中へと進む。左手は蕾を捉えている。
「ひっ…ひゃぁ~、ゆっ許して…」
もはや祐子の頭からは、会社のトイレだということが完全に消えていた。
誰もいないトイレには、祐子の悲鳴がいつまでも響き続けていた。
「あぁ、おはよう。」
普段と変わらない部長の態度に、祐子はちょっとがっかりした。
(そりゃそうよね。実際、部長にとっては何もなかったんだから…)
気を取り直して、デスクに向かった。
今日はいつもの秘書室ではなく、部長室で仕事をするように言われている。二日後に開かれる役員会議の資料を作成するのだ。頻繁に打ち合わせをする必要があるからだが、祐子はそれだけが理由ではないと思いたかった。
祐子の斜め前、まるで手の届きそうなところに部長がいる。つい、見つめてしまう。
真っ白なワイシャツを腕まくりし、パソコンに何かを打ち込んでいる。キーボードの上で部長の右手が踊る。二の腕の筋肉が脈打っているようだ。
昨夜のことを思い出し、いつしか祐子は濡れていた。淫靡な匂いまで漂ってきた。
(イヤだ、部長に知られてしまう。)
その時、ふと顔を上げた部長と目があってしまつた。
「どうかしたか?」
「いいえっ、ちょっと…おトイレに…」
「んっ、あ…あぁ…」
いつもはトイレに行くのに、わざわざ許可など得ないので、部長は怪訝そうにうなづいた。
祐子は少し前かがみな足取りで、トイレへと急いだ。
部長室のある13階は、役員専用フロアーなのでトイレでは滅多に人に会うことがない。まして、女性用トイレともなると、同僚の女性秘書にごく稀に出くわすだけだ。
個室に入った祐子は、タイトスカートをたくし上げ、ストッキングとパンティを一緒にずり下げた。薄いピンクのパンティには、恥ずかしい染みが広がっていた。下着を足から抜き取り、トイレットペーパーで拭こうと自身に触れたその瞬間。
またしても、あの右手が現れた!
「ダッ…ダメ!こんなところで…」
右手はそんな祐子のことを嘲笑うかのように、蜜壺の中へと進む。左手は蕾を捉えている。
「ひっ…ひゃぁ~、ゆっ許して…」
もはや祐子の頭からは、会社のトイレだということが完全に消えていた。
誰もいないトイレには、祐子の悲鳴がいつまでも響き続けていた。