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僕の麗子さん
第5章 悪友
夜を共に過ごすなどできないに決まっていた。
僕は麗子さんの気持ちが分からなくなる感じがしてきた。
でも、麗子さんを信じたいと言う気持ちの方が強かった。
「僕は、麗子さんを信じたいんだ…」
そう言うと隼人は呆れたという顔をして僕を見た。
「ちょっと、ダーツでもしようぜ…」
隼人はそう言うとダーツのある場所までビールを持って移動した。
僕もその後を追う。
隼人はダーツを1本取りそれを投げた。
そのダーツは中央を少しズレたところに刺さった。
「で、その麗子って女とのセックスはいい訳?」
隼人はそう言いながら、2本目のダーツを放った。
その矢は今度は中央の的に刺さった。
僕はその光景をただ見ていた。
「セックスは最高だよ。僕は麗子さんからセックスに関する事を色々と教わったんだ…」
「そうか…」
そう言うと今度は3本目のダーツを放つ。
そのダーツはまた中央の的に刺さった。
「お前、その麗子って女のセックスの虜になってるんじゃねぇの?」
「え?」
僕はそれに答えられないでいた。
それは、半分当たっていたのだ。