この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
僕の麗子さん
第9章 離別

「うん、母さんと麗子さんは大学時代の同級生だったんだ…」
「それは、ヤバイなぁ…」

隼人も電話口で沈黙しているのを僕は感じていた。

「僕は、麗子さんが居ない世の中なんて考えられないよ…」
「領、落ち着け…」

「僕は、僕は…」

そう言うとまた泪が出てくるのを感じていた。
電話口で隼人が少し考えているのが分かった。

「領、麗子って女の事は諦めろ。悪いことは言わない…」
「諦められる訳ないじゃないか…」

「麗子って女は、決してお前の所には戻ってこないと思うぜ…」

僕はそれを聞くと黙り込んだ。
やはり麗子さんは僕との関係を遊びだと思っていたのだろうか。

そう、思えてきたのだ。
でも、麗子さんを僕は信じたかった。

尚も隼人は言ってくる。

「お前、変な事考えるなよな?」

僕はそれを聞くと何も答えられなかった。
変な事を考え始めていたからだ。

「僕は、麗子さんが居ないこの世なんて未練はないよ…」
「領、変な事するんじゃない!!」

電話の向こうで隼人がそう叫んでいるのが分かった。

/78ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ