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僕の麗子さん
第2章 初体験

僕はどうも居心地が悪くなってきた。
早く、隼人が帰って来ないかと内心思っていた。

「あたしでやってみない?」
「え?何をですか?」

「筆おろしよ…」

筆おろしとは男子の場合初体験を意味する。
その筆おろしを朱音は自分が相手になってもいいと言ってきている。

僕はどうしていいのか分からないでいたが、心臓はバクバクしていたのだ。

「ねぇ、いいじゃない?初めてなんでしょ?あたしが色んなこと教えてあげるから…」
「でも、隼人が帰って来るじゃないですかっ!!」

「隼人なら暫く帰って来ないよ…今、両親と一緒に買い物に出かけてるから…」
「え…」

僕はどうしていいのか分からなくなっていた。
だが、チェリーから卒業したいとも思っていたのだ。

「優しくするから大丈夫だよ。何も取って食べちゃう訳じゃないしさ…」

朱音はそう言うとまた笑うのだった。
僕は珈琲を一口飲んで喉の渇きを潤した。

どうも、喉が渇いて仕方がなかったのだ。
僕の心臓は外に飛び出してしまうのではないかと思うくらいバクバクしていた。

「い、いいんですか?あ、朱音さん?ぼ、僕なんかで?」

僕は絞り出すようにそう言った。
朱音は急に真顔になってこういうのだ。

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