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第2章 ７週間

その夜

・・・ゆうた・・・　恵美の声が聞こえ
・・・待ってたよ　恵美・・・　勇太は閉じた目で　心で語り掛ける

体の中に　恵美が入って来る　勇太は恵美に　近寄ろうとした時

・・・まって・・・　すこし　お話が先・・・
・・・勇太　私が　生まれ変わったら　お嫁さんにしてくれる？・・・
・・・恵美が　生まれ変わるの？・・・
・・・うん・・心が集まっていると話したよね・・・
・・・時々　地面に穴が開いて　心がその穴に　入って行くの・・・
・・・その穴はね・・長い滑り台見たいに　色々な人の処に行くの・・・
・・・新しい　命に生まれ変わるんだって・・・
・・・わたし、ゆうたの　お嫁さんに成りたいから・・・・
・・・待ってて　くれる？・・・
・・・どれ　位　待つの？・・・
・・・今年　上手く行って　生まれ変わって・・・・
・・・18年ぐらい・・・ゆうた　36歳だね・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・待つよ　恵美を待つよ・・・・・
・・・ありがとう　勇太　大好きだよ・・・・
・・・昨日　恵美と抱き合って　お昼寝ていた・・・
照れた様に　恵美に言うと

・・・3日間　抱き合うと　勇太死んじゃうの・・・
・・・だから　最初の日は　来なかったの・・・
・・・今日も　時間は後少しだけ・・・・
・・・勇太・・・・　恵美の心が重なって来る

頭の中に　恵美の笑顔が　裸の恵美が抱き着いて来て
二人の心が重なり　部屋の中を　明るい光が広がって行く

・・・ゆうた・・・　恵美の声が聞こえ
・・・勇太・・・・・　
・・・勇太　お別れ・・生まれ変わって　お嫁さん　約束だよ・・・
・・・お盆の時に　初めてキスをした処で　待って居て・・・
・・・やくそくだよ・・・

・・・やくそくだよ・・・

恵美の気配が

・・・・　勇太から　・・・・
・・・・　ベッドから・・・・
・・・・　部屋から　・・・・

消えて行った