この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
待ち合わせは 初めてキスをした処
第3章 優月

49日が過ぎ 意識の中に身を寄せ 意識の交流を図り 
幾つもの意識が交差していた
足元に穴が開いた 迷わず身を委ねて行く 
幾つものスロープが 絡む様に広がっていた

勇太の傍に 念じながら 身を任せスロープを滑り降りて行く 
若い夫婦が 薄明かりの下で抱き合い
足を大きく広げ 男が腰を押し付け 
女が体を反らせ 叫ぶように声を上げていた 
白い光を見て 恵美は着地すると 
眠りに入って行った

・・・元気な女の娘ですよ・・・ 
見つめる女性の顔に 見覚えが有った 
叫ぶように 体をのけ反らせていた女性だった
 
・・・ありがとう・・・ 
優しく微笑んでくる 恵美は心の中で 

・・・やったーー・・・ 
笑みが零れていた 

・・・笑った この娘 私を見て 笑ったのほら・・・ 
芳美は茂雄に 抱いた娘を見せていた

恵美は1歳の誕生日を向かへ 時の経つのに 苛立っていた 
自由に成らない体 立つこともままならず
やっと 立てたと思うと 転んでしまう 
自分の体に 癇癪を起し 何時も泣いていた

言葉を覚えた時 優月は 何時も

「勇太が 待ってる」

「勇太に 会いたい」

「私 勇太のお嫁さんに成るの」 

両親はそれを聞き 困惑していた
新聞の日付けで 3年が過ぎたのが分かり 
頭の中で勇太 待って居て 
それだけを念じていた
/79ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ