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待ち合わせは 初めてキスをした処
第3章 優月
2歳に成り 一人で村の中を歩く事が出来る様に成った時
お隣の お婆さんが 大判焼きを
恵美に 呉れたことが有った
・・・優月ちゃん これ上げる 食べなさい・・・
・・・ありがとう・・・
2歳の優月の手に余る 大判焼きを持ち 山の中腹の神社に向かった
恵美のお気に入りの場所で
歩けるように成って訪れたのは3度目だった
神社の社に 狐が1匹座って居た
恵美は狐の横に腰かけ 大判焼きを食べようとすると
狐が羨ましそうに 恵美を見た
「食べたい?」
恵美が狐に訊ねると 狐が口を開いた
「見えるのか?」
恵美は頷き 狐のしっぽを掴んだ
「いっぱい しっぽ有るね 一つ欲しい」
9つのしっぽの一つを引っ張り 狐に
「一つ 欲しい」と訴えた
「優月ちゃん それは駄目 他の事なら叶えて上げても良いよ」
「それを くれたら・・・」
舌なめずりしながら 大判焼きを見た
「優月ちゃん 後ろに誰かいるの?」
狐が訊ねた
「ぽー 私が分かるの?」 恵美が訊ねた
「ポー?」 狐が聞き返して来た
「しっぽの ポー 貴方の名前 良いでしょう」
恵美が言うと 狐は・・黙った
「私ね 生まれ変わりなの 4年前に約束したの」
「 生まれ変わって 会いに行くって」
恵美の言葉を ポーは 黙って聞いていた
「ポー 食べる? 」
恵美の差し出す大判焼きに 狐が舌なめずりをした
「私の お願い聞いて呉れるよね」 ポーが頷いた
「大人にして」
恵美の言葉にポーが困った顔をし 首を振った
「出来ないの ケチっ」
恵美は差し出した大判焼きを 胸元へと戻した
ポーが 焦った様に
「成長は 無理! 他の事でどうだろう」
「一つだけ?」
恵美は大判焼きに 噛り付く素振りを見せ言った
「・・・3つで どうだ?・・3つ・・」
ポーが諦めた様に言う
お隣の お婆さんが 大判焼きを
恵美に 呉れたことが有った
・・・優月ちゃん これ上げる 食べなさい・・・
・・・ありがとう・・・
2歳の優月の手に余る 大判焼きを持ち 山の中腹の神社に向かった
恵美のお気に入りの場所で
歩けるように成って訪れたのは3度目だった
神社の社に 狐が1匹座って居た
恵美は狐の横に腰かけ 大判焼きを食べようとすると
狐が羨ましそうに 恵美を見た
「食べたい?」
恵美が狐に訊ねると 狐が口を開いた
「見えるのか?」
恵美は頷き 狐のしっぽを掴んだ
「いっぱい しっぽ有るね 一つ欲しい」
9つのしっぽの一つを引っ張り 狐に
「一つ 欲しい」と訴えた
「優月ちゃん それは駄目 他の事なら叶えて上げても良いよ」
「それを くれたら・・・」
舌なめずりしながら 大判焼きを見た
「優月ちゃん 後ろに誰かいるの?」
狐が訊ねた
「ぽー 私が分かるの?」 恵美が訊ねた
「ポー?」 狐が聞き返して来た
「しっぽの ポー 貴方の名前 良いでしょう」
恵美が言うと 狐は・・黙った
「私ね 生まれ変わりなの 4年前に約束したの」
「 生まれ変わって 会いに行くって」
恵美の言葉を ポーは 黙って聞いていた
「ポー 食べる? 」
恵美の差し出す大判焼きに 狐が舌なめずりをした
「私の お願い聞いて呉れるよね」 ポーが頷いた
「大人にして」
恵美の言葉にポーが困った顔をし 首を振った
「出来ないの ケチっ」
恵美は差し出した大判焼きを 胸元へと戻した
ポーが 焦った様に
「成長は 無理! 他の事でどうだろう」
「一つだけ?」
恵美は大判焼きに 噛り付く素振りを見せ言った
「・・・3つで どうだ?・・3つ・・」
ポーが諦めた様に言う